F1レースの象徴・モナコGP

F1といえば、多くの人がまずはモナコGPを思い浮かべるのではないでしょうか。多くの人がモナコを思い浮かべるにはれっきとした理由があります。FIの開催地は常に固定されているわけではなく、多少の入れ替わりがあるのですが、モナコは第1回のF1から現在に至るまで連続で開催地に選ばれています。
また、多くの開催地のコースが専用のサーキット場であるのに対して、モナコはふだんはバスや乗用車、バイクなどが行きかう普通の公道が、いざレースとなるとサーキット場に早変わりするという意味で、非常に身近に感じられるものです。
モータースポーツの世界三大レースといえば、モナコGP、インディ500、ル・マン24時間レース
ですが、そのなかでもやはりモナコGPは別格。
モナコGPには、世界中からあらゆるVIPが集まり、まさに国家を挙げての一大イベントとなるため、
レースの前後の期間も含め、世界最高峰の祭典と言える盛り上がり方です。
しかし、いざ日本人が旅行するとなるとさすがにモナコは遠いです。日本からの直行便はありませんから、飛行機を乗り継いで最低でも十数時間かけて行かなければなりません。
そういう意味で、F1ファンの人にぜひ見当して欲しいのがシンガポールGPです。

魅惑の公道ナイトレース・シンガポールGP

日本から旅行する場合、直行便で6時間程度と比較的近いうえに、実はシンガポールGPはF1では唯一のナイトレースになるのです。
ライトアップされたコースをF1マシンが駆け抜けるさまは圧巻、絢爛といえます。
2016年のシンガポールGPは9月18日が決勝レース開催日となっています。
シンガポールGPは、マリーナ・ベイ・サンズやマーライオン、フラトンホテルなどで有名なマリーナ地区の一般道を使ったF1レースです。
ふだんはバスや乗用車、バイクなどが行きかう夜の公道が、ライトアップされ、一周約5kmを、最高時速320KmでF1マシンが走る大迫力の市街地レースになります。
コース内やコース周辺には、フラトンホテルやパン・パシフィック・ホテル、コンラッド、マリーナマンダリン、オリエンタル、リッツカールトンなどの多くの高級ホテルのほか、マーライオンやエスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイなどの観光名所が並びます。
スタンド席以外からも、モナコグランプリのようにセレブ気分で、周辺のホテルから、お酒を楽しみながら観戦することができます。
ただし、決勝はやはりグランドスタンドで、大音量と目の前を走り抜けるの迫力には敵いません!
2015 シンガポールGP

2015 シンガポールGP

F1シンガポールグランプリのもう一つの魅力は、コースの内側に配置される巨大な音楽フェスのステージです。
6万人の観客を収容できる「パダンステージ」のほか、複数のフェス会場に、毎年、世界的なアーティストが登場します。
お酒を飲みながら、F1観戦と音楽フェスの両方が楽しめる最高のエンターテインメントです。

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