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自然の絶景や、歴史的な建造物などを楽しむことは旅行の醍醐味の一つです。
世界遺産とは、そのような自然の景観や歴史的遺跡のうち、人類が将来に渡って保存していくべき価値のあるものとしてユネスコが指定したものです。そのようなスポットを巡る旅は大きな感動が保証されていると言えるでしょう。
世界遺産というと、海外の壮大な自然や、ヨーロッパや中国の古代遺跡を想像するかもしれません。世界各地にある遺産を巡る旅はとても大変です。しかし、実は日本にも沢山の遺産が存在しています。海外に行かずとも、お手軽な国内旅行で感動を得ることができるのです。
2016年7月現在、日本には4つの自然遺産と、16の文化遺産があります。自然遺産としては、鹿児島の屋久島、北海道の知床、小笠原の各国立公園と、青森と秋田にまたがる白神山地が登録されています。
また、文化遺産として登録されている富士山も、日本が誇る雄大な自然の景観を楽しめるスポットです。
日本の文化遺産としては、その多くが地域の寺社仏閣群として登録されています。京都や奈良、日光などは既に有名な観光地ですし、沖縄の琉球王国関連の遺跡や、平泉の仏教遺跡、厳島神社も世界遺産です。
その他にも、歴史的に重要な意味をもつスポットも文化遺産として登録されています。島根県の石見銀山、群馬県の富岡製糸場、姫路城などが有名ですが、その他にも、長崎県のいわゆる軍艦島などの明治期の日本の産業革命を象徴する施設遺跡は、九州を中心として日本全国に点在しています。その他、広島の原爆ドームも、人類が記憶しておくべき負の遺産として登録されています。ごく最近では、東京上野の国立西洋美術館は、世界中のル・コルビュジエの建築作品群の一つとして文化遺産登録されました。
富岡製糸場  -  Tomioka Silk Mill

富岡製糸場 - Tomioka Silk Mill

軍艦島 - Gunkanjima Battleship...

軍艦島 - Gunkanjima Battleship Island

国立西洋美術館 - The National Muse...

国立西洋美術館 - The National Museum of Western Art. Design: Le Corbusier

また、現時点では登録はされていないものの、日本政府は世界遺産に相応しいとして、いくつかの遺産をリストアップしています。長崎のキリスト教関連施設群や、佐渡の金山、彦根城などがこのリストに挙げられています。
このように、多くの世界遺産やそれに準ずる遺産が日本各地に存在し、その多くは観光スポットとして人気があります。海外に行かずとも、国内旅行でこれらの遺産に触れ、自然を楽しむことができるのです。人類の将来に向けて価値のある遺産を守りつつそれらを鑑賞することで、自然の美しさや、現在の日本を作った歴史や文化に触れる旅をしてみてはいかがでしょうか。

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