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賑々しい花街祇園のメインストリートからちょっとはずれた処に大正11年創業の「常盤」はあります。
お茶屋を専門に出前から始まった「常盤」はホンマモンだけしか生き残ることのできないこの厳しい祇園の街で、長年口の肥えた旦那衆相手にうどんで勝負してきました。そんな旦那衆も納得の「常盤」のうどんとは…!
ま〜一般的に「しっぽくの旨いうどん屋は何を食べても旨い!」と言いますが、「常盤」の「しっぽく」(880円)はイヤイヤイヤ〜「旨い!」。
「常盤」のうどんは「きしめん」に似ていることから旦那衆が「常盤のきしめん」と呼ぶようになり、3代目のご主人曰く「うちの平打ちしたヤツは普通の太いうどんよりも湯がく時間が早いんで、常に湯がきたてを食べてもらうことができるんです」と。なのでツルツルとした喉ごしの良い麺なんです。
そして何よりここのだしが美味しい!鰹節の風味を損なわないようその日に点てるだしの量だけ鰹節を削り、上質な天然の昆布とその香り高い削り節を大きな鉄釜で炊きあげた京風味のだしは、濃くもなく薄くもなくちょうどイイ上品なお味で、最後までズズズと飲み干せるさっぱりしただしなんです。上に乗っているスダチがこれまたいい仕事していて、さらに爽やかにいただけるんです。これは何杯でもいけますよ。
ちなみに「常盤」には「名物はいから」(650円)があるんですが、なんと!ここ「常盤」こそ「はいから」を生み出した親元なんです!
ここの先代が「蒲鉾の端が残ってもったいない」と言うことから、蒲鉾を短冊切りにし、ネギと天かすをのっけて発案されたのが「はいから」…名前はエライはいからやのに、できた由来は地味な話しやな〜なんて…私感心しました。さすが京都人、祇園の人ですわ。
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