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北大路中通りを下がる一本南の細い筋、実は昔この筋はとても賑やかなところだったんです。昭和10年全盛期の頃「下鴨京極」と呼ばれたほどで、美空ひばりの「東京キッズ」が流れてきそうなそんな賑わいぶりだったんです。しかしそんな筋も今では、文房具屋、お風呂屋、理髪店そして食堂「てしま」を残すのみとなったんです。
そんな「てしま」は昭和初期に建てられた昔のまんまの佇まいで、外も中も本当にノスタルジックなんです。ショーケースに「日替わり定食」(550円)の一品が並んでいたり、テレビがヤンヤ・ヤンヤ流れていて、そこにいるお客さんはみんなおなじみさんで気のいい人達で、とホント懐かし〜!!感じです。 |
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2代目ご主人曰く「うちはおなじみさんばっかりです、でも最近は雑誌を見て遠方から若い人が来てくれはってね〜、みんな美味しいゆ〜て帰ってくれます」と。ちなみにここのご主人=お父さんとお母さん、ホントと〜てもいい人で、自称「お気楽トンボ」な夫婦なんす。
昔は場所柄下宿の学生さんが多かったようで、ここのお父さんとお母さん、みんなの両親代わりだったんです。勿論そのころの学生さんもおなじみさんで、み〜んな今でも「ただいま〜」って入ってくるんですってよ。ホントイイ感じなのよ〜。 |
そんな昔からのおなじみさんの大好きな一品が「きつね」(450円)で、お豆腐屋のお揚げをうどん出汁で甘辛く炊いて刻んだのがのっかってるんです。でお父さんの拘りが「昔のまんまの味」で、時代と共に変わっていく食材やブーム、そんな中で昔の懐かしい味、おなじみさんが「懐かしい」と感じてくれる味を今も守り続けているんです。
ちなみに私が取材に行った時は以外や季節はずれの大雪で、おもわず「きつね」のあんかけバージョンの「たぬきうどん」(500円)をお願いしたんですけど、またこれがホコホコと温まって、昔の懐かしい味でホント癒されるんです。お父さんとお母さんの温かい温もりと美味しいうどん、こんなお店はここだけでしょうね、ホント違う意味で病みつきになっちゃいますよ。 |