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京都のお漬物屋さんて市内だけでもざっと200軒はあるんです。それぞれがお店お店のカラーを持っていて、その漬け手もその人その人の人柄があって味も違います。
創業70年の「東山八百伊」は現在3代目のご主人が昔と変わらぬ手作業で、一つずつ一つずつ丁寧に、旬の野菜達を漬け込んでいます。旬の素材の味をいかすように薄味に漬け込まれた野菜達は、ホント素朴な、昔の懐かしいお漬物に漬け上がっています。
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「東山八百伊」のオリジナル商品「懐石たくあん」は茶懐石の中にでてくる「かくや」と呼ばれるお漬物からヒントを得て、一年物の「ひねたくあん」に青ジソ、ショウガ、ごまを加え漬け込んだ人気商品で、私個人的にかなり懐かしく感じた一品だったんです。と言うのも、昔うちのおばあちゃんが漬けていた「たくあん」の味と良く似ていて、その細く切った「たくあん」に土ショウガとお醤油をかけて、熱々のご飯にのっけて食べていたのを想い出しました。これってホント美味しかったんです、涙がでてきます。
また「東山八百伊」の「すぐき」も他のと違い酸味の利いた昔の懐かしい味がします。平成8年「京の現代の名工」を受賞した家伝の「千枚漬」も変に甘酸っぱいんじゃなくて、素材をいかした素朴で控えめな味わいです。
「東山八百伊」のお漬物はけっして今風ではないんですが、昔の懐かしい味がするんです。私、ここのお漬物を食べてるとなんでか、しみじみしてくるんですよね〜。やはり昔から変わらない漬け手の拘りがそんな素朴な懐かしい味を生み出しているんでしょうね。
4年ほど前、高台寺のねねの道にある洛市「ねね」内に支店ができて以来、全国に「東山八百伊」の名が広がったんですが、それまでは昔からの常連さんの電話注文のみの販売だったんだそうです。
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| 漬けたての新鮮な美味しい旬のお漬物を食べてもらおうと願う、漬け手の思いやりが感じられます。茶懐石の「辻留」さんも大絶賛の「東山八百伊」のお漬物、どうぞ一度ご賞味下さい。 |