住所 京都市北区鷹峯藤林町1-13 TEL 075-492-5544
■営業時間 10:00〜19:00 定休日 水
昔から鷹峯は京野菜がよ〜く育つ、とっておきの風土に恵まれた土地でした。なのでお百姓さんも多く、今も尚鷹峯ではたくさんの美味しい京野菜が作られています。

代々「長八」も鷹峯のお百姓さんでしたが、現在は鷹峯を中心とした京野菜を、鷹峯特有の気候の下でゆっくり漬け込み、昔ながらの京漬け物のお店を営んでいます。お店は昔の農家の納屋を改造したもので、入り口にはクワやカマなどの農耕具があったり、店内には昔から使っていたモミを選別する機械の「トウミ」などがおいてあったりと、当時の面影が感じられます。

とにかく「長八」は農業=野菜に関してはプロ!めっぽう野菜事情には詳しいってわけよ!だからお漬け物にする野菜は別ルートからやってくる、折り紙付きの新鮮かつ旬のモノ…だから美味しいのよ!

八百屋並の威勢のいいご主人曰く「うちは今は百姓してへんけど、農会なんで百姓事情や野菜事情はツーツーなんやわ。それに友達がみんな百姓してるやろ。今年のきゅうりは堅いとか柔らかいとか、旬の一番イイものを教えてくれるんや。うちの漬け物にする野菜は昔なじみの百姓から市場に出る前のモノを分けてもらってるから旨いんよ。」と。

そして「うちは千枚漬なんか年が明けたら漬けへんよ。百姓は年明けは休みたいから年内にイイの全部売ってしまうんや。そやから千枚漬けは11月の中旬から12月末のが一番美味しいんよ。うちはそん時だけさっと出してさっと終わるんや。」と、さすがお百姓さん!この際八百屋もやったらどうですかね〜。

そんな野菜のプロが漬け込む「長八」のお漬け物…中でも鷹峯野菜のお漬け物「御土居漬」は一番人気で、大根を斜切りにし、鷹峯の地醤油にて唐辛子の味をきかせ漬け込んだオリジナル商品です。また若採りの鹿ヶ谷南瓜を薄く切って、茗荷や紫蘇、ショウガと共に梅酢漬けにした「おかぼ漬」も珍しい一品です。

しかし私が「おお〜!」と感激したのは「ひね壬生菜」です。ひねモノは半年はねかさなきゃならないし、場所もいるし、それに今の人はあんまり食べないんでお漬け物屋はあまり作らないんです。が、さすが「長八」!若者よ、これが美味しいのよ!気温の低いこの土地でゆ〜くり漬け込んだ昔の田舎のお漬け物が美味しいのよ!私はそんな「ひね壬生菜」に惚れました。


御土居漬

ひね壬生菜