住所 京都市上京区寺町今出川上る立本寺前町77
TEL 0120-33-0749
野呂本店さんのホームページ
京都御所の北側、出町という底冷えのする寒〜い地にお漬物屋の「野呂本店」はあります。大正3年創業と約90年の歴史を誇る「野呂本店」は、初代頭首が初めて京都に伊勢タクワンを持ち込んで、京都に一大ブームを引き起こした先駆け人的存在なんです。

その後時代の流によって京都のお漬物ブームも移り変わり、昭和40年は芝漬けブーム、昭和50年にはフレッシュ野菜の浅漬けなどがブームとなり、今日にいたっています。

現在の「野呂本店」のポリシーは「京都の旬のモノ」と「京都らしさ」に拘っています。店内には常時80種類の京野菜のお漬物が揃っていて、うち数十種類は季節限定品で、ほんの数ヶ月しか店頭に並ばないモノなんです。

例えば1月下旬から3月下旬に並ぶ、京都の厳寒の時だけに採れる「聖護院だいこん」(丸だいこん)や、厳しい底冷えの寒さで育った、他にはない柔らかさと、ぴりりとした味わいの「からし菜」等々…。 そしてその日の「野呂本店」の一番のおすすめは、その日に店頭に並んだと思ったら、明日にはもう無いなんて事もある、そんな限定も限定モノなんです。

それもこれも瓢箪型の石の中に並んであるお漬物達は、新鮮で一番美味しい時期のモノなので、その日そに日に必要なだけ列べられるんです。それだけ新鮮な地のモノ、旬のモノ、時期のモノに拘っているってことなんです。またお漬物だけではなく、「木の芽煮」や「麩しぐれ」、丹波の「栗渋皮煮」や「黒豆」、昔から京の家に伝わる「山椒ちりめん」や「京の筍」等々、「京都のモン」も揃っています。「京都らしさ」を大切にしている3代目ご主人は京都の古い町家をいかし、決して大きくは ないんだけれども、とっても上品で風情があり、なにより京都の「おもてなしの心」がとても感じられる温かいお店なんです。

3代目のご主人と奥さんの2人でお店をきりもりしているんですが、ここに来るお客様一人一人にお茶を出しては、お漬物の話や京都の話なんかをして、お客様と仲良くお茶をしているんです。なので近所の常連のおばさん達は「奥さん、奥さん」なんて世間話をしてはお漬物を買っていくんです。年中無休なのも、全国から来てくれるお客様の為に閉めてては申し訳ないという事でず〜とお店は開いているんです。

京都のかわいらしい町家に気持ちよさ気に風でなびいている大きな白の暖簾、店先には大根の植木鉢が置いてありお客さん達の目を楽しませてくれます。温かい京都のお漬物をお土産にどうぞ。