住所 京都市下京区西木屋町四条下る船頭町190
TEL 075-351-1737 定休日 1月1日〜3日(臨時休業あり)
■営業時間 9:00〜19:00(土・日・祝日は9:00〜19:30)
天保年間(1832年)創業、なんと170年の歴史を誇る京漬物の老舗「村上重本店」。京都特有の底冷えと四条は高瀬川の畔、程良い湿度と冷たい風が吹き付ける「村上重本店」の漬物蔵は最高の条件に恵まれています。昔ながらの町家に年季の入った「千枚漬」の看板が目印の「村上重本店」は昔っから「千枚漬やはん〜」と京都の人々に慕われてきました。

「千枚漬」と言えばそもそも170年ほど昔に御所で料理として食されたもの。天皇や皇室の食べ物だったんです。そんな「千枚漬」を170年間漬け続けているのが「村上重本店」!今も昔ながらの製法を守る職人技でその伝統の味を守り続けています。
それは厳選された極上の聖護院かぶら(蕪)を北海道産の昆布と塩だけで漬け込んだ家伝の逸品。かぶら本来の甘味と昆布の旨味、そして乳酸発酵して得られる酸味は、どこまでもナチュラルな「千枚漬」なんです。砂糖や調味料、酢を使わない昔ながらの製法を頑なに守っています。

「村上重本店」の「千枚漬」は聖護院かぶら本来の旨味が最も増す旬の時期、京都北部の丹波の地で育った新鮮なかぶらを使う為期間限定(11月初旬〜年明け2月下旬)のみの販売です。「村上重本店」の拘りは野菜達の一番美味しい時(旬)に持ち味を引き出すような漬け方をすることです。 なので全てのお漬物には旬があり、季節のお漬物は販売期間が短かいものやここまで足を伸ばさないと手に入らない、店頭販売のモノもあります。どこまでも拘った本物志向。

ちょっと話はそれますが、どこにでも名産品ってありますよね〜。もちろん京漬物にも有るんです。「京都の三大漬物」ってあるんですけども、その1「しば漬け」、その2「すぐき」、その3「千枚漬」なんですって! それにはちゃ〜んと決まり事があって、例えば「しば漬け」は、大原の里で漬けられたモノ、「すぐき」は上賀茂の三角州の中で漬けられたモノ!なんて、場所や時期に拘りがあるんです。
そんな拘りのある京都で「村上重本店」はさらに「ほんまもん」の漬物を漬けているのです。
やはり京都の気候や風土、そして文化がつくり上げたお漬物は根本的に違います。「お漬物の存在」からして違います、ただの保存食でもご飯の添え物でもないのです。「京都のお漬物」は懐石料理やご馳走を食べた最後に出てくる存在、口の肥えた旦那衆がお腹一杯で「も〜食べれへん」ってなっていても、お漬物が出てきたら「ご飯ちょうだいな〜」ってなるのが、本当に美味しいお漬物なんです。前の料理の味を損なわない、主張しすぎない、そんな控えめなんだけど、美味しい…そんな微妙な存在なんです。「村上重本店」の広々とした石畳の歴史を感じる店内には季節のお漬物の他に、季節の花々や絵画が飾られており、京の四季を楽しませてくれます。
どこまでも拘り、どこまでも本物志向、そして京都の細やかなおもてなしの心が感じられる、さすが170年間愛され続けた京都のお漬物の老舗だけあります。