住所 宇治市宇治壱番十 TEL 0774-22-7800
■営業時間 お茶売場:10:00〜18:00 喫茶室:11:00〜18:00 無休
創業安政六年、140年と続く宇治茶の老舗「中村藤吉本店」。勝海舟に賜った書「茶煙永日香」…これ「子子孫孫にわたり、この宇治の地で茶の商いに精進し、宇治茶の薫煙を絶やさぬように」との意味、…を家訓に、時代にこたえた香味ある宇治茶を作り続けています。
白壁の歴史ある佇まい、「中村藤吉本店」の暖簾をくぐれば、そこは明治、大正初期の世界が広がっています。昔のままの情緒ある建物はお茶の薫りの染みついた歴史深い空間で、右が販売所、左が住居となっています。販売所では色々な種類の宇治茶が販売されておて、今も丁寧に目の前でお茶葉を詰めてくれます。
そんな「中村藤吉本店」の6代目ご主人は「お茶ゆ〜ても若い人とかとっかかりがないでしょ。そやから喫茶店みたいなことしてもっとお茶の味わかってもらお〜思たんです。」と、なんと製茶工場を改築してお茶喫茶を始めたんです。

販売所を奥へと進むと広々とした中庭が広がります。大八車の通った石畳が喫茶室までのびています。工場跡というだけに天井が高く、吹き抜けの喫茶室は高窓からの日差しがとっても気持ちの良い広びろとした空間です。銘木「宝来船松」の日本庭園が見える和のオープンテラスもあり、とても開放的なティータイムを過ごすことができます。

老舗の抹茶をふんだんに使ったメニューは種類も豊富で、特にオススメなのが「抹茶ゼリー」(500円)です。冷たく冷やした竹の器の中に抹茶ゼリーや抹茶白玉、抹茶アイス等々がてんこ盛りで、かなりのボリューム、なのにこのお値段。なのでこれを目当てに近所の主婦や学生達が連日お茶をしに通います。これはホント泣かせる一品です。

また「中村藤吉本店」では元禄時代のお茶室でお茶をいただくことができるんです(完全予約制)!自ら伝家である茶臼でお茶を引いて、濃茶をいただけるんです(薄茶はお持ち帰り)!ご主人曰く「作法がどうのこうのじゃなくて、お茶ってこんな味なんやとわかってもらえればいいんです。お茶を一杯美味しく飲むためには、美味しい和菓子や落ち着いた空間はとても大切なんですね〜。」と。こんな贅沢なお茶の時間ってそうはないですよ。かなり稀少な体験です。

是非宇治に来たら「中村藤吉本店」で皆さんにお茶の味とおもてなしの心を感じてもらいたいですね。それと明治、大正初期の歴史と伝統のある家屋もね。

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