◇ 情報 ◇
総本家 いなりや

■住所
 京都市伏見区
 深草開土町2

■電話
 075-641-1166

■営業時間
 8時30分〜
    17時30分

■定休日
 毎月1日
  祝祭日を除く金曜日

きつね煎餅3枚入り
330円〜
 五穀豊穣の神が祭られた伏見稲荷神社門前の店。地元では「お稲荷さん」として親しまれるように、毎年の初詣では、関西で最も多くの人出でにぎわう。そのせいか門前も、お稲荷さん一色の様相。最寄り駅の京阪電車伏見稲荷駅は、駅舎を鳥居の朱色を基調にし、シンボルのキツネも描かれている。

 参道も、お稲荷さんにちなんだ日本の土人形の源流と言われる伏見人形、いなり寿司、鳥居のミニチュア等などのみやげ物が並ぶ。

 スズメとウズラの姿焼きを扱う店も数件あり、理由を尋ねると「お稲荷さんは五穀豊穣の神様なので、穀物を食い荒らすスズメやウズラは食べてしまえ」ということだそうだ。ナットク…

 総本家いなりやさんは、きつね煎餅の老舗。店の中で親父さんと息子さんが一日中焼いている。タネをきつねの型に流し込み、焼き具合を見ながらいくつもの型を操作する。そしてまだ柔らかいうちに取り出して、形を整えたあと冷ます。多い日には1000枚近く焼き上げるという熟練の手さばきである。

 きつね煎餅を焼く息子さんの隣では、お父さんが、辻占煎餅を焼く。丸い煎餅を二つ折りにして、その中におみくじを包んでいく。

 昔は、川柳風の商売にまつわる占いを入れていたそうだが、現在は、占い好きの若い人のためにわかりやすい文章にして、内容も恋愛モノもあるとのこと。特に修学旅行生に人気があるそうだ。このほかにも、定番のいなり煎餅や、福が来そうなお多福煎餅など、じつに多くの種類の煎餅を揃えている。
 
京都らしい白味噌の風味、そしてゴマの香ばしい香りが病みつきになるきつね煎餅…
(担当:H)