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先日、TV番組の取材で沖縄県の南大東島へサワラを釣りに行きました。季節風が吹いて海は大荒れ最悪のコンディション。何とか1メートルを超える大物をゲットしましたが、魚ヘンに春と書く(鰆)名前とは裏腹に獰猛な魚で久しぶりに狩猟本能が掻き立てられ心地良い疲労感を味わいました。冬の京都で私がイチバン好きな食べ物は高台寺「和久傳」の焼きガニ。丹後半島の間人(たいざ)に上がる松葉ガニを焼いて食べるのです。数奇屋建築の名工・中村外ニさんが手掛けた建物は部屋から庭の隅々に至るまでピーンと気が張り詰め京情緒を豊かに醸し出しています。カニを焼くまでの段取りを見るのもまた楽しみ。若い板前さんが炉に松葉を敷き詰め、備長炭を井桁に組んでいきます。これは、ご馳走をいただく前の優雅な儀式。いよいよ松葉ガニが運ばれ備長炭で焼かれていきます。香ばしい匂いが立ち上り、焼きすぎないように細心の注意を払って・・・手でガブリ。カニの甘さと旨さが拡がって至福の時。ホンとに美味い!焼きガニを手で食べるため、何本もおしぼりが入った竹籠が用意されているなど気配りはさすが。甲羅のミソにお酒を入れ炭火にのせて・・・待ち遠しい冬が今年もやってきました。
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