住所 京都市左京区聖護院御殿西門前 TEL 075-771-7531
■営業時間 11:00〜20:00 定休日 火(祝日の場合は営業)
聖護院の西門前、静かな細い路地に「河道屋養老」はあります。蕎麦屋とは思えない京情緒溢れる佇まいで、そっと暖簾をくぐれば、奥まで続く石畳と水を十分に含んだ緑の庭が訪れた人の心をふと落ち着かせてくれます。またよ〜く石畳を見れば石臼がはめ込まれており、ちょっとした遊び心も感じられます。

築130年の大きな農家はまるで山の中のお茶屋さんのようで、ここが京都の市内であることを忘れさせてくれます。靴を脱いで奥へ上がれば、落ち着いたお座敷と青々と光る中庭が広がり、この日本情緒溢れる空間の中でゆったりとお蕎麦をいただくことができるのです。

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また奥の離れはお茶室風で、色々な趣でお蕎麦を楽しむこともできます。まるで懐石料理でも出てきそうな情緒ある和の空間です。まさに「河道屋養老」は京都ならではの蕎麦屋だと私は思います。

「河道屋養老」名物の「養老鍋」(3500円)は京都が凝縮した蕎麦屋の鍋です。地のかしわ、「いづ萬」のヒロウス、「湯波半」の湯葉、「麩嘉」の生麩、九条ネギに白菜、春菊、ドンコシイタケと、全てが京都のモノなのです。出汁はカツオと昆布の京風。色は薄めだけれど京都の具を炊いていくにしたがって、素材の旨味がどんどん引き出されていくので、味深くしっかりしたお出汁に仕上がります。「これぞ京都!」と言いたくなる逸品です。

具をいただいてから最後にささっとお蕎麦ときしめんをいただきます。これは好みなんでしょうけれど、蕎麦はあたたまったらすぐに鍋から上げていただいてください。そしてお好みでレモンと七味でいただいてください。最後の蕎麦やきしめんがどんどん進んじゃいますから。

「河道屋養老」はその暖簾をくぐったところからお客様に喜んでもらえるよう勤め、十二分のおもてなしを志しています。これぞ「京都な蕎麦屋」ではないでしょうか。