住所 京都市上京区椹木町通烏丸西入養安町242−12 TEL 075-256-2665
■営業時間 11:00〜15:00(L.O.14:30) 定休日 日・祝
「竹邑庵太郎敦盛」は京都御所の西側、ごっつ〜きわどい路地奥にあります。町家を改装した純和風の店内は、見事なケヤキのテーブルに西陣織りの打ち掛けの座布団と、京都を感じる落ち着いた空間です。しかし流れる音楽はオペラやジャズ、タンゴとワールドワイドで、ガラス工芸品や骨董家具がどことなしに異国の空気を感じさせています。
そんな中でいただく蕎麦は3種類のみで、ま〜正確に言うと1つ。温かいか冷たいかの違いだけで、こちらの名物「あつもりそば」(830円)は蕎麦の実ごと挽いた黒い蕎麦をアツアツ食べるんです。ちなみに冷たいモノは「追っかけ皿蕎麦」(830円)、豪華絢爛モノは「純金箔入りあつもり金箔そば」(1800円)と盛り方が違うだけで中身は一緒なんです。

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名物「あつもりそば」は檜の白木の箱と山盛りの九条ネギの入った朱色の碗と梅干しの入った朱色の皿、そして徳利という、なんとも雅な姿で運ばれてきます。白木のふたを開けると、ムワ〜と蒸気が立ちこめ、その奥に黒い蒸された蕎麦が姿を現します。白木の箱には熱湯が入っていて、最後までアツアツで食べることが出来ます。九条ネギの入っている碗に徳利の中の温かい出汁を注いで、隠れている鶏卵とよ〜くなじませます。

そのつけ出汁に蕎麦をつけてたべるんですが、これ、はっきり言ってすき焼きみたい!黒糖の入った甘めの出汁がすき焼きの割り下に似ていて、そして玉子を絡めるモンだから、「すき焼き風蕎麦」って感じでした。

そもそも「竹邑庵太郎敦盛」って聞いたら、へんくつそうなおっさんの蕎麦屋と思いがちでしょうが、実は1代目2代目と女性なんですね〜。1代目のお母さんが「近頃の日本人の食生活はあかん!高カロリーやし添加物も多い、コンビニいったらそこそこのモノがそろう世の中やしな〜」と、世間の不健康さを心配していたんです。そこで低カロリーで不足しがちな食物繊維やタンパク質の豊富な蕎麦を山盛りの九条ネギと新鮮な鶏卵とでバランス良く健康に食べてもらおうと始まった蕎麦屋なんです。
店先には「そばはくすり」と記された看板がたっていて、「竹邑庵太郎敦盛」の母心いっぱいの蕎麦を食べるとホント健康になりそうです。