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まず初めに一言「申し訳ございません!」。
私、出雲蕎麦と聞いただけで、ごわごわしていて田舎の蕎麦ってイメージがありました。はっきり言って、私ダメだったんです、出雲蕎麦…。でもそんな私が「美味しい!!」と目覚めたのが、ここ「阿国庵」なんです。
創業50年の「阿国庵」は、創業当時ではホント珍しい、出雲の職人を呼んでの本格手打ち蕎麦のお店だったんです。北海道産の玄蕎麦を出雲の伝統の技でこねて、こねて、打って、打って、打ちまくる!…そうして出来上がった蕎麦は表面がつるりとなめらか、そして腰の強い弾力のある蕎麦なんです。
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さらに「阿国庵」では風味を良くするため蕎麦殻をブレンドし、更に色黒の田舎風に仕上げています。「阿国庵」の蕎麦は風味といい、お箸でつまむとピンっと立つほどのしっかりしたハリとコシのある、それでいて喉ごしの良い二八蕎麦です。…久しぶりに食べました。あの黒い、田舎のボソボソとしたちょと太めのイメージはぶっ飛びました。ホントビックリしました。それにとても懐かしい味で、今風ではないんだけど、蕎麦独特の苦味と甘味が感じられる田舎の蕎麦なんです。
秘伝の蕎麦汁はカツオと昆布のお出汁のきいた京都風味で、出雲と京都の美味しいところだけを凝縮した蕎麦です。ちなみに京都では昔、鷹峯の「からみ大根」をすったものを入れて蕎麦を食べていたそうです。「阿国庵」では絶滅してしまった「からみ大根」の変わりに「紅葉おろし」を入れて食べるんです。
「ワサビ」ではなく「紅葉おろし」な訳は最後の醍醐味である「蕎麦湯」をいただくのに最適だということです。確かに濃厚な蕎麦色の「蕎麦湯」にはぴりりと辛い「紅葉おろし」がよく合います。
「阿国庵」の伝統の味を守り続けているのが3代目とそのお母さんの女将。タイミングさえよければ3代目が蕎麦を打っている様子もうかがえます。 |
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店内はほっこっりと落ち着く民芸風で、女将さん曰く「蕎麦は熊さん八さんの食べ物やから、そんな気取って食べるもんちゃうしね〜。ここでゆっくりくつろいで、うちの蕎麦を食べてもらいたいんです」と。「お客さんの「美味しい」って言って喜んでもらえるように誠心誠意を込めて頑張っています」と3代目と女将は言います。
京都タクシーのおっちゃんも「あっこの蕎麦食べたら、落ち着くねん」っていってました。これホント! 今風もいいけれど、落ち着く雰囲気の中、極上の出雲蕎麦を一度食べてみてください。
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