住所 京都市東山区宮川筋4丁目296 TEL 075-531-0606
■営業時間 11:30〜15:00 18:00〜22:00(要予約) 
定休日 第2・4日曜 こま屋さんのホームページ
え〜相変わらず話しは長くなりますが、そもそもこの「こま屋」、あの出張蕎麦屋「こまい庵」の本拠地なるもので、駒井靖司氏の目論見の始まり、ほんの序曲にでしかないのです。この初段階「こま屋」とは…、そして駒井氏とは…!気になる現状況をお教えしましょう。

まず「こまい庵」は駒井氏の蕎麦職人の顔で、駒井氏曰く「直にお客さんと接する事ができるし、お金をもらっているのに、お客さんが頭を下げて感謝してくれるんです。そんな料理人冥利につきる喜びを感じることができるんです」とのこと。これは仕事の傍らず〜とやっていきたいらしいですよ。よかったですね〜。

で、本題の「こま屋」とは、駒井氏の目指すところの料理人の顔で、本拠地はなんとご実家の、100年以上続く宮川町ではナンバー1の歴史の古い大きなお茶屋さんなんです。そのバールームでほんの3時間半の間だけ「お昼の膳」(1500円〜)を出しているんです。どうよ!この安さ!祇園でこの値段、この内容はま〜ないわよ〜。しかも申し分なく美味しい。

で、皆さんに誤解の無いよう申し上げますが…「こま屋」は蕎麦屋じゃないのよ、現時点は「お蕎麦の美味しい天麩羅屋」なのよ!ここ注目よ!注目!語るよ語るよ〜。

この駒井氏、何を隠そうお察しの通り京都祇園はお茶屋のボン!生粋の京男ときたもんで、はっきり言ってへんくつ。でもボンの心意気に私惚れました。のでみなさんにもおすすめします。 こちらのボンはあらゆる束縛から、やっと昔からの夢・料理人になることを許され、江戸にエイヤっと修行に行っちゃった異端児。年収1000万の生活をすててね…その江戸の生活ぶりときたらどん底の生活…。でも蕎麦1年、天麩羅2年とどの人よりも修得は早かった!なぜなら野心が人並みはずれていたから…。

で、自分の蕎麦を会得し、京都に戻ってきたんです。が、京都は京料理、食文化の優れた古都、まだまだそこのところは未熟と、祇園で育った本能がそう言ったのでしょう、駒井氏は考た。そして蕎麦で勝負を賭けたんです!安くて美味しいモノ、それは「料理人の細やかな仕事しだいで、安い素材も一級品に」を心得に、そして誰にも負けない蕎麦を看板に勝負してきたんです。

3種盛りの「八寸」には高級食材の「蛸の子」を使用、そして「アジの棒寿司」に7種のカリッカリの天麩羅、そして九一蕎麦の「せいろ」にデザートと、かなりのボリュームです。このデザート、今月7月は「蕎麦あんみつ」で、蕎麦茶の寒天に蕎麦の実とあずきがかかっている、上品でまろやかな優しい逸品。これは私絶賛しました。

駒井氏曰く「ボクの目指すところの現状は日本料理屋です。しかも天麩羅と蕎麦が主役になるお店です。今はそこにはたどり着いてませんが、京都の四季を感じ、旬の食材と作り手の心を感じながらゆっくりくつろいで楽しんでもらえたら、そう思います。」と。

話を聞いていて駒井氏が何度も口にするのが「ホント料理するのが好きなんです。食べて貰うのが好きなんです」。かならずや近未来に駒井氏はでっかい蕎麦の旨い日本料理の店を開くんでしょうね。最後にまったくの余談ですが、駒井氏はかなり頭の切れる人、これから楽しみな要注意人物だと私は思います。

↑クリックすると拡大写真