住所 京都市中京区麩屋町通三条上ル TEL 075-221-2525
■営業時間 11:00〜20:00 定休日 木
晦庵 河道屋さんのホームページ

「蕎麦ぼうる」の総本家河道屋
京都の蕎麦屋の大御所「晦庵河道屋」は元禄宝永の頃にはすでに菓子屋を商い、その傍ら蕎麦も振る舞っていたという、ざっと300年ほど続く老舗中の老舗の蕎麦屋です。姉小路にある「蕎麦ほうる」の「本家河道屋」から、およそ50歩の所に「晦庵河道屋」はあります。

こちら先々代が隠居仕事に楽しんで蕎麦を打つのに建てたという築70年の趣ある建物は、鰻の寝床である京の町家特有の落ち着いたつ造りで、四季を感じる風情ある空間です。中庭を超えた奥の離れは特におすすめで、水分を多く含んだしっとりとした庭を眺めながらゆったりと蕎麦をいただくことができます。

晦庵 河道屋
突然ですが、私思うに「京都の蕎麦」を語るにして「晦庵河道屋」無しでは語れないと考えています。なぜなら出汁文化である京都、出汁が旨い!が京都の蕎麦だと私は思うからです。

「晦庵河道屋」十六代目は「京の出汁文化は1+1=3の世界です。鰹と昆布の相乗効果に加えて水もイイから、蕎麦出汁と言えども京料理同様の極上の旨さなんです」と…。

「晦庵」の出汁は本当にむちゃくちゃ美味しい!京都の蕎麦屋の中ではナンバー1だと私は思います。昆布中心の出汁に鯖、めじかの雑節を加えたモノで、砂糖は一切使っておらず、しっかりと昆布を炊き出すことによって昆布だけの自然な甘さがひきだされているのです。自然の昆布のイイ旨味だけが出ている、薄口の澄んだ上品な味なのです。

この秘伝の出汁をめいいっぱい堪能できるのが、名物の「芳香炉(ほうこうろ)」(2人前:7600円)です。「晦庵」には昔から大勢のお寺さん、お公家さん、茶道家元関係の接待の場であったため、先代が「座敷で食べられる、煮ながら大勢で食べられる蕎麦を」と考案されたモノなのです。

鍋に盛られたたくさんの具は京都ならではのものばかり。生魚は出汁が濁るとのことで、先代が「茨木屋」へ自ら足を運び考案した、魚のすり身ベースの「晦庵」オリジナルの「飛龍頭」や「真蒸」、「湯波半」の「引き上げ湯葉」にカシワはやわらかい若鶏を使用、そして季節の鮮度のイイ京野菜等、拘り尽くした「晦庵」の「芳香炉」です。炊くにしたがいそれぞれの具の旨味が加わり、さらに出汁の旨味は深まります。この出汁の旨さにはホント惚れ惚れしますよ。

ちなみに時間の無い方には「志っぽく」(800円)をおすすめします。ほぼ内容はいっしょなので、充分出汁の旨さを堪能できます。やっぱり「蕎麦は白くて温モノで、出汁がべらぼうに旨い!」が京都の蕎麦だと私は思います。

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