住所 京都市北区上賀茂桜井町67 TEL 075-711-6490
■営業時間 11:45〜15:00※売切れまで
定休日 月・第四火(定休日が祝日の場合はその翌日)
今や京都の蕎麦業界は戦国時代まっただ中。あちらこちらと蕎麦屋の旗がハタハタ上がっている状況。大御所「晦庵河道屋」は貴族クラスとさておいて、現時点、天下争いをしているのは「なかじん」とこちら「じん六」!…とま〜かなり私個人の視点から見ての意見。ホントも〜この2店は共に美味しい!「どっちが美味しいの?」って聞かれても、そんなんよ〜答えられないです、私。これはも〜好みとしか言いようがないですね。

「なかじん」の蕎麦は荒地で育った蕎麦の力強い生命力を感じる蕎麦で、「じん六」の蕎麦は素朴の中にも上品さを感じる繊細な蕎麦って感じです。どちらもホント最高の蕎麦で、この域まで来たら後は好みとしか言いようがないですね。

そんな天下人「じん六」は北山通り沿いの店と店との一歩奥まったところにあります。枝垂れ梅のある庭の奥に純和風の木造の店があるんですが、石畳を歩いていると、まるで田舎の山道に突然現れた茶庵といった、ここだけがノホホ〜ンとした静かな異空間なんです。店内は天井が高く、木の温もりと大きなガラス窓からのいっぱいの自然光がとても気持ちイイとってもナチュラルなスペースです。各テーブルにはかわいらしい小さな花が飾られていて、田舎の素朴なのんびりとした感じがします。

ところで突然ですが「利き酒」ってありますよね〜、日本酒やワイン等、その産地や特徴、銘柄を当てるやつね。
「じん六」はマサに「蕎麦を利く」店で、全国に契約農家をもち、福井や信州、九州に茨城、栃木、徳島…と全国各地の玄蕎麦を仕入れ、その産地ごとの特長を生かした(例えば福井は甘味があるとか茨城は香りが強い等)蕎麦作りを目指しているんです。それには玄蕎麦の冷蔵保存管理から、技ありの石臼挽き自家製粉が重要となります。

大将曰く「石臼が一番難しいね、それぞれの蕎麦の実の特徴を生かして挽くのが難しい。ボクの思うような蕎麦粉は蕎麦の実をガリっと噛んだ時のあの味や香りをそのまんまの味わいを皆さんに食べて貰いたいんです。石臼で挽いて100パーの味を引き出すようにしてますが、それが200パーになるかとも思うんです。日々試行錯誤しています。」と…、一日に2、3種類の蕎麦を打つ大将は、ここに来るお客さんにそれぞれの味わいを分かってもらえるように日々努力しているんです。

ここの常連に1人、蕎麦の実をあてる人がいるんです。が、その人は人並みはずれた舌を持っているようなので、常人にも利き蕎麦ができるような、そんな蕎麦を作っているんです。そんな「じん六」の蕎麦とは一体!…そう、全ては「蕎麦がき」(600円)が物語っています。私食べました…、こんな美味しい「蕎麦がき」は初めてです!むちゃくちゃ旨い!湯がきたてで運ばれてきた「蕎麦がき」はふにょっとしていて、蕎麦その物の旨さなんです。蕎麦の風味が口の中に広がり、あのナッツ系の甘さが最後にぐっとくるんです。


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これはナンバー1でしょ!そして十割の「ざるそば」(900円)…。ほんのり緑がかったフレッシュな蕎麦は細めのつるっとしたモノで、繊細な風味に甘味そして喉ごし、も〜最高!まさしく「じん六」は京都の蕎麦業界の天下人でしょう!