そんな人なつっこい蕎麦好きの大将、当時(かれこれ12年ほど昔)京都では手打ちの蕎麦屋はすくなく、全国の美味しい蕎麦を食べ歩いていた大将は「手打ちでホンマモンの美味しい蕎麦を京都のみんなに食べてもらいたい」と思ったのがきっかけで打ち始めたとか。それで友達やら知り合いを家に招いては2時間の蕎麦コースを試食してもらってはあ〜だこ〜だと研究を重ね、なんと4年間で500人もの人に試行錯誤の蕎麦を振る舞ったんだそうです。とうとうその全ての人に「美味しい!お店やり!」と豪語され、それで蕎麦屋を開いたんだそうですよ。そんなお話しをしながら大将は江戸前打ちで蕎麦を打っていました。
「味禅」の蕎麦は九一蕎麦。蕎麦の風味と喉ごしの良い物を極めるとここにたどり着いたようです。そんな大将曰く「素材と手打ちには拘っているよ。でも技術がどうのと言うよりも、素材が良かったら美味しい。そば粉100でもボソボソなんかにはならないからね。それと挽きたて・打ちたて・湯がきたての『3たて』、これさえ守ってたら美味しいのができます。」と。
ちなみに大将がこねていた漆の「こね鉢」も、入り口の石の門もここに来たお客さんが「美味しかった」と感謝の気持で送られてきたものなんです。石の門なんて石の造形の第一人者である空充秋氏の作品「平成の大バカ者」ですからね。蕎麦の旨さもさることながら大将の人柄の良さに誰もが惹きつけられるんですね。
「そんな人の心を動かす「味禅」の蕎麦って一体!」…そう!大将の人柄+「ざる蕎麦」(780円)を是非食べてください。「味禅」の蕎麦は香りといい風味といい、喉ごしといい、グッド!グッド!グッド!です。そのまま食べたら蕎麦の甘味だけが口に広がります。
そしてそばつゆにつけて食べればさらに蕎麦が引き立ち、まさに「この蕎麦にしてこの汁にあり!」です。バランスが最高です!蕎麦湯もドロドロでこれが蕎麦汁とあうんだ!
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