住所 京都市上京区寺の内通小川東下ル(工場・2F味見亭)
   上京区新町通一条上る一条殿町503(本店・商品販売・事務所)
TEL 075-431-4091 ■営業時間 9:00〜18:00 定休日 日・祭
味見亭…水木曜昼のみ営業 要予約
京料理には欠かせない生麩に生湯葉…、私はも〜これにはホント目がないんです。食べたら必ず「京都人でよかった〜」と心から思うのです。「大野」はそんな私の大好きな生麩と生湯葉のお店なんです。

元々焼麩屋だったところから「京都やったら焼きより生でっしゃろ!」と、32年前に製造と卸しを始めたそうです。が、これが「大野さんとこのは美味しいで〜」と人から人へと広がり、今では小売はもちろん全国へ発送するほどの超人気店となったのです。

日本全国にファンを持つ「大野」の生麩と生湯葉はしっかりしたこくのあるお味で、大将曰く「うちとこのは地方のとは違って、グルテンともち粉だけを使こてますから、もっちりと柔らかいんです。」と…。むちゃくちゃグルテンな味わいにねっちり、もっちり柔らかいときた「大野」の生麩!皆さん食べたいでしょ〜。

でもどうやって食べたらいいのか、はたまたどこで食べれるのか…皆さん分からないでしょ〜。知りたいでしょ〜。
 その前に、そもそも生湯葉はとにかくとして、生麩の良くある料理パターンと言えば季節感を出すためのお飾りだったり、ま〜せいぜい田楽が良いところ。そう、京料理じゃ〜生麩はちょい役なんです。 しかし!「大野」の生麩は料理の主役をはることは十分に可能!と言うことで「大野」では主役としての様々な生湯葉・生麩を堪能でききる「生麩・生湯葉のコース料理」をいただくことができるんです(要予約)。ドンドンドン(太鼓音)!

工場の2階にある落ち着いた和室の「味見亭」で、できたてホヤホヤの生湯葉・生麩をゆっくりと楽しむことができるんです。お部屋は見事に女性客で埋め尽くされ、「美味しい、美味しい」と言ってワイワイと食事をしていました。

お膳には様々に調理された生湯葉・生麩達が美しく盛られ、「揚げた生麩に山芋をかけたモノ」や「花湯葉の佃煮」、かやく麩の「葛引き」、「くみ上げ湯葉の胡麻ソースかけ」、そして白味噌仕立てのお鍋等々、色々な食べ方を楽しむことができます。お麩自体に味がしっかりついているのでそのまんま食べても美味しいし、揚げても蒸しても、お鍋に入れてもさらに美味しくまろやかにいただくことができます。

最後に「笹巻麩とお抹茶」で締めるんですが、おば様達は「こんなぎょ〜さん食べれるやろか〜」なんて始めに言ってたのに、最後は「美味しかったわ〜、ペロッと食べてしもた」なんて笑っていました。確かにかなりのボリュームでしたけど、私も全部いただきました。

ホント見た目も美しく、味もそれぞれ違っていて、生湯葉・生麩づくしと言えども全く飽きることなく美味しくいただくこが出来ました。一つ一つの料理に対して「へ〜こんな食べ方あるんや〜」なんて味わいながら、全てに関してホント感心してしまいまいた。お麩に対する見方がガラっと変わりますよ。「味見亭」ネタ、イイ話聞いたでしょ〜。
「大野」では大将と10名のスタッフが全て手作業で生湯葉や生麩達を丁寧に一つずつ作り上げています。生麩の種類は和菓子といしょで数えることができないほどで、粟麩に蓬麩等の相良麩、かやく麩、ひろす麩、揚げ麩に変わり麩、季節麩や細工麩なんて和菓子並!そうそう麩菓子も色々ありますね〜っと、ま〜よく一般で言われるのが300種とかなんとか、ほんと数え切れないほどです!この何百といわれる生麩一つ一つに「大野」の拘りはちゃ〜んとあるんです。

例えばそれは麩に巻き込む柚アンで、これ亀岡の「柚の里」の柚で、しかも一年に一回一番美味しいときに出荷されるモノしか使いません!皮も入っているのでお味も香りもとってもイイんです。

また「かやく麩」の中に入っている銀杏も生を一つ一つ手で割ってむいてと手間暇をかけています。素材一つ一つに拘り、手間と時間をかけて丁寧に作り上げられる生麩達に生湯葉達はそりゃ〜美味しいに決まってるでしょ!

ここの奥さんがこれまた私と一緒で湯葉好きで、くみ上げ湯葉が特に好きだとか。そんな奥さんがおすすめするのはかくれ品の「太巻き」!湯葉が5層に巻かれた逸品で、辛子酢で食べたら、これやみつきとか。「大野」は我々湯葉好き、生麩好きにはたまらないお店なのです。絶対京都に来たら食べてって!買ってって!生湯葉・生麩好きは集合よ!