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「船岡山」は京都に平安京を築く時、中国の陰陽五行思想、風水思想に基づいて、龍気みなぎる地形であり、溢れ出る玄武の小山であるということから、「船岡山」の真南が大極殿、朱雀大路となったのです。その後京の人々に愛され、清少納言も「丘は船岡」とその美しさを賛美しています。また戦国時代・応仁の乱の時代、この「船岡山」が西軍の陣地となったことから、「船岡山」周辺を西陣と呼ぶようになりました。そんな「船岡山」の東南側に「建勲神社」があります。こちらの神社は戦国時代・桶狭間の戦い後、天下統一を成した、織田信長公の偉勲を称しお祀りした神社なのです。そんなこととはつゆ知らず、桜が綺麗だと神社におとずれ、桜が風に吹かれ、桜吹雪となって散っていくのをただただ「綺麗だな〜」と眺めていました。 |
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訪れる人の多くは近所の方たちで、散歩がてらここに来て拝んで帰ります。何に拝んでいるのかと探索したところ「義照稲荷神社」に向かって拝んでいるのです。五穀豊穣織物工芸の神様として西陣の人々に深く信仰されているのです。近所のおばあちゃんが買い物ついでにお参りにきました。ボ〜としている私の横に座り桜を眺めていました。「桜が綺麗ですね〜」と声をかけると、おばあちゃんは嬉しそうに「毎日見に来てるんですわ。でも、もう散ってきて桜も終わりですわ。」と…。私はなぜか切なくなってしまいました。桜吹雪はとっても可憐で儚く、それは天下統一した人間の短い一生を例えているかのように感じられたからなのでしょうか。 |
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