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比叡山の眺めが素晴らしい岩倉の閑静な土地に「実相院」はあります。個人的に「行ってみたい京都の寺院」の中の一つだったので、見事な四脚門の前に来たときは大変嬉しく、ドキドキしました。たまたま私がお邪魔した日は「徳川時代と実相院」秋期特別公開の期間中でした。「これはラッキー!」と中に入ってみると、「どれもこれもが重要文化財!」でした。
もともと「実相院」は室町から江戸時代にかけては皇子や皇族の入室が続き、天台宗寺門派では数少ない門跡寺院であったため、格式が高く、宮廷文化の遺産が数多く残されていました。特に江戸時代、寺院としては門跡寺院のみに飾ることを許されたという狩野派の襖絵がなんと124面あり「豪華絢爛!」の一言でした。また特別公開の屏風などが展示してあるため豪華さがさらに倍増していました。観光に来られているお客さんからは「は〜」という見事な文化財へのため息がもれてきていました。
また天皇・将軍の自筆書状や当時の政治・経済・社会・文化を窺わせる古文書や「古今和歌集」「新続古今和歌集」「源氏物語」に代表される国文学資料などが展示してあり貴重な研究資料が数多く残されていました。
古文書の中でも江戸時代約260年間の歴代門主が書いた日記が伝来しており「実相院」ならではの当時の風俗や事件が語られている、(私的に大変興味がある)面白い資料もありました。「実相院の門主は整理整頓の上手な人」と感心しながら庭園へとすすみました。
私にとって秋の庭園が今のメインイベントだったのですが、あまりの貴重文化財に見とれてなかなか庭園までたどり着きませんでした。客殿前に着いたとき私の目にぱっと入り込んだのが見事な比叡山でした。この比叡山を借景とする枯山水がどうしても見たかったのです。横手に見事な紅葉が咲き乱れていて樹木の立ち並ぶ下には赤々とした落ち葉の絨毯が敷いてありました。
この大パノラマ庭園の前では気持ちが優雅にそして大きくなります。大感激した私は最後に有名な本尊である不動明王に挨拶し「やっぱりお見事!」と「実相院」を後にしました。今までこんなに多くの古典書などを寺院で保存していた所は見たことがなかったので、「実相院門主は代々A型?」と思いました。
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