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創業から87年、現在3代目。
「生まれも育ちも先斗町…小さい頃から慣れ親しんだこの花街の風習は身体が勝手に憶えてる。」 花街・先斗町で代々続いた日本料理「新源氏」のご主人はそう言うのです。
「料理人には料理人の知恵がある。そして先斗町には先斗町のやり方ってもんがある。」 代々続いた店だからこそ、先代からの腕や技そして知恵と伝統を譲り受け、
さらには新しいモノを柔軟に取り入れ先斗町に日本料理の伝統やすばらしさを「新源氏」は今に伝えているのです。
先斗町では珍しく店先にちょっとしたスペースがあるんですがこれはお客様がお店に入るか入るまいか思案するスペースで、 ちょっと下がっているのがコツなんだそうです。あるのとないのとじゃ〜お客の入りが違うとか。
「これが料理屋の知恵ってもんです。」と3代目。
大きくはないけれど、だからこそお客様の様子が隅々まで目に入れることができ、 料理もお客様に応じて美味しく食べてもらうことができる。季節感のある空間はさすが京都の料理屋さん。
この季節祇園祭が近いのでお囃子が「コンチキチン」と流れ、季節の花にアサガオの敷き紙。 料理はもちろん京の旬の食材をふんだんに使った見た目も美しい料理、盛りつけられる器も涼しげな器。
雰囲気と言い、料理と言い味と言い、文句なしのおもてなしです。
ちなみに日本料理は「炊いたもん」で全てが決まるんですが、 代々専属の中央市場の魚屋から仕入れた新鮮な旬の鮮魚を「新源氏」流に炊くと、これまた旨い!
「新源氏」の全てを語っています。この料理に魅せられて戦前から続くお茶屋のお客様から、 今では若いお客様までが足を運ぶとやら。そう、「日本料理って高いんちゃうの、しかも先斗町やで!」と若い方思うでしょうが、
「新源氏」はそこのところかなり良心的。 「おまかせ料理コース」4000円からですから。それもこれも3代目の力、と言うか家族の力です。
日本料理と言えば徐々に日本人の食生活から遠のいていっています。 もっと若い人にも日本料理を食べてほしい、そしてこの花街・先斗町の情緒や風情を守り、
京料理の伝統をも守り伝えていきたいと「新源氏」は強く考えています。昔からのお客さまはもちろんのこと、 若い方もドンドン日本料理を理解してほしいと「新源氏」は頑張っています。
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