■営業時間 18:30〜23:30 (無休)
「1,2,さんがりや、2,2,さんがりや〜」の「さんがりや」ではなく、ここはギャラリーバー「さんぎりや」です。ギャラリーバーというだけに店内はお客様の絵画などの作品が展示してあったりと、落ち着いたアーティスティックなバーです。しかし何と以前は世界的に有名なゲイバーだったんです!私はびっくりしました。かつてはかなりの美少年がいたという、京都じゃ知らないゲイはいないほどの一世を風靡したホモバーだったんです!

まわり一面鏡張りで、ぶどうの鉄格子やとげとげの天井、真っ暗闇の中、薄赤い光に浮かび上がるゲイ同士が手を握り会っている様…。メキシコからゲイツアーの団体がやって来ることもあったとか…。ママ曰く「さんぎりや」の初めのお客さんはゲイが多かったそうです。今でも「さんぎりや」には当時の面影がところどころ残っています。
そんな運命的なお店との出会いをしたのがここのママ・礼位子さんです。さすが人とは目の付け所が違うママ…、なかなかユニークな経歴をお持ちなんです。

ある時は“くるみ座”の劇団員…、ある時は「かに族」(リュックを背負って放浪する若者達のこと)として北海道へ放浪、その後アイヌ民族に混じって木彫りをして暮らす…、またある時は故日本画家の“今尾景三”先生の生徒…などなど。今や世界的にも有名だったホモバーを根性と執念で見事にバーに改築し、宮沢賢治展や与謝野蕪村展などを開くギャラリーバー「さんぎりや」のママとして今に至ります。大変ユニークな経歴をお持ちの男らしく芸術肌なママです。
そんな芸術肌なママだけにこちらのお客さんもやっぱり芸術系の人が多いようです。脚本家や演出家などの演劇関係の人や定年退官した大学の先生や学者さんがなんせ多く、揃いも揃ってクセのあるブラックユーモアーいっぱいのお客様達なんです。そんなお客を相手に更に上手をいくママはかなり面白い!だてにここにバーを開いた訳じゃない、だてに経験を積んだんじゃ〜ない!ママの話すハチャメチャ経験談等、最高に面白いんです。

ところでみなさん、もしや変なイメージをお持ちになったかもしれませんが、「さんぎりや」ははっきり言って濃い濃い!とにかく頭の回転の速い人、アーティスティックな人、ブラックユーモアーのある人、そんな人にはたまらなく面白いバーですけどね。ちなみに私はママの面白トークにはまりました。