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築100年という元お茶屋さんだった町家で、フランス会席をいただくことができます。初めに言っておきますが、ここは凄いところですよ、お客様リストがあって、その人その人に合った料理が出てくるんですから…。ですからそれなりのお値段はします。しかし私が「絶対に行ってみせる!」と心に熱く誓った憧れのお店です。私がここまで言うのも行ってみたら納得すると思いますが、皆さんにこちらの「凄さ」をちょっとだけお教えしましょう。
京都の町家特有の「ウナギの寝床」、入り口からず〜と奥まで行くと落ち着いた玄関に出ます。そこには姉妹店である「メゾン・ドゥ・イッテ」の洋菓子が販売されており、「美味しそう〜」と品定めしながらも、「奥はどうなってるの?」と…奥が見えないんです。「?」と思いながら靴を脱いで上がり、つきあたりを右へ入ると、「!!!!!」なんとそこに広がるは映画の世界!上品な坪庭に2階まで吹き抜けたイキな純和風建築!まさに以前上等のお茶屋さんだったことを感じさせられます。
「お見事!」と、ちょっと興奮気味で二階へ上がると大きなお座敷「鴨川」が奥にあり、手前は渡り廊下でそこから下の様子や坪庭が見えるんです。目をつぶれば昔ここで鴨川を目の前にドンチャン楽しんでいた旦那衆や舞妓さん、芸子さんたちの様子が浮かんできます。また反対側のお部屋には元茶室であった「翠香」があり、今でも時々お茶会が開かれているそうです。一階の「貴船」は鴨川を目の前に掘り炬燵式のカウンターで、お料理の話なんかを聞きながらゆっくりフランス会席を堪能することができます。カウンター横の丸い窓からす〜と、京焼きの器に盛りつけられた見事なお料理が出てくるのも驚かされますよ。
見事な町家だけではまだまだお話は終わりません。料理!これがまた凄い!最高のお料理を食しようと、世界各国からお客様が口伝えでやって来るんです。先ほども言いましたが日本人はもちろんのこと海外のあらゆるお客様のリストがあるんです。その人の好き嫌いに合わせて素材が変わるんです。例えば私とアメリカ人とフランス人の肉料理は違って、私は鳥、アメリカ人は牛、フランス人は羊など、自分だけの最高の料理が出てくるんです。またフランス料理には見られない大小さまざまな京焼きの器に盛られた独創的な料理や、梅肉などを使ったソース、四季感を感じさせる繊細な盛りつけなど、和テイストいっぱいのフランス会席は世界中から絶賛されています。
またワインも毎年社長自らブルゴーニュに買い付けに行き、最高の品を選び抜いて来 す。ワインリストには写真や事細かな情報がのっていて、安心して確実な美味しいワインをいただくことができます。これらは全て「禊川」の「心づくしのおもてなし」が込められているんでしょう。お客様一人一人にこの一時を楽しく食してもらいたい、最高の時間を過ごしてもらいたいという、なんともお客様思いの最高のお店です。
まだまだ語ることはあるんですが、これぐらいでやめておきます。私が一押しするのもわかるでしょ。初心者はまず玄関手前にあるカウンターの部屋「和心」でアラカルトから楽しんでください。そして次は憧れの奥の部屋で会席を十分に堪能してください。お金を貯めよ〜!
■料理名
・海の幸トルネード仕立キャビア添
・フレッシュフォアグラのポワレソースシャトゥー
・伊勢海老のアメリカンソース煮 |