住所 京都市中京区木屋町四条上る TEL 075-221-5264
■営業時間 17:00〜24:00(日)休
「上を向〜いて、歩こ〜…」と先斗町を鼻歌なんぞ謡いながら歩いていると「かげ山」という看板が目に入りました。看板には「おこしやす」と、赤い矢印が路地奥を指していて、思わず「どこやろ〜」と矢印の指す方へと進んでいきました。怪しい路地をずんずんと進み、ドン突きまで来るとまた看板が…さらに矢印の方へ進むとやっとお店の入り口にたどり着きました。

「お〜ここか〜」と嬉しくなって扉を開けると、カウンター奥におでんの味見をしているお母さんが「いらっしゃい」と温かく迎えてくれました。そう「かげ山」はお母さんの作る温か〜い家庭料理のお店なんです。

お母さんが毎日錦市場へお買い物に行き、その日の良いネタを使って愛情いっぱいに料理してくれます。手の込んだ料理じゃないように見えて、2時間ぐつぐつと炊かれた大ぶりのおでん(3コ600円)は上品な薄口でホッとします。

その中でも珍しいのが殻付きの玉子で、お母さんが「熱いからむいてあげよ」と殻をむいてくれるのがとっても嬉しかったりして…。またお母さんお手製のタレで焼く、錦「鳥せい」さんの地鶏の焼き鳥(3本700円)も、これまた絶品で、何本でもいけちゃいます。串カツ(5本800円)も注文を受けてからネタを串にさし、揚げ出します。お母さんの優しい思いがいっぱい詰まったご馳走はちょっと家では味わえない晩ご飯です。

「かげ山」は温かい本当にお家のような空間で、お母さんはお客さんみんなのお母さんなんです。
ちなみにカウンター奥のキープボトルとカラオケは以前バーをしていた時のもので、その時からの常連さんがず〜と今でも「お母さん」と親って来るのです。毎年その常連さんは母の日や誕生日に花やプレゼントを持ってきてくれるという、「かげ山」のお母さんは「先斗町のお母さん」としてみんなに愛されているのです。

「殻むいたげよ」「ご飯食べていきよし」など、お母さんの優しさは、大の大人も子供になって、ついつい甘えちゃいたくなるんです。お店のお客はみんな仲良しで、お母さんを囲んでご飯を食べて、飲んで歌ってと家族のよう。看板につられて来てみたけども、なんとも温かいアットホームなお母さんのお店でした。