住所 京都市中京区四条先斗町上ル鍋屋町214-1 TEL 075-211-1170

先斗町朝日ビルの一階どんつきに割烹屋「一兆」はあります。場所と言い、店構えと言い、一見さんにはちょっと入り辛いように感じるかと思いますが…大丈夫!思い切って暖簾を潜ってみてください。アッとその前に一つ!看板にでているように割烹屋ですが、ただの割烹屋ではありませんからね。料理を味わうよりも日本酒を味わうところで、なんと真精大吟醸が飲めるという、いわゆる「酒好き、酒飲み」のお店なんです。思うに「割烹屋」じゃなくて「幻の日本酒処」が適してるんじゃないでしょうか。

とにかくそのことを心に留めて入ってください。店内は小さいけれど賑やかで、「ここは民芸屋か、ちゃんこ屋か!」といった雰囲気。所々に全国のお土産が飾られていたり、番付があったり、某力士の手形があったりとま〜賑やか!壁には常連客の名札がぎっしりはられていて、民芸品等はそんな常連客がご親切にも買ってきてくれたモノばかりなんです。

「一兆」の何が凄いかって、まずは大将!パッと見いは厳ついけれど、女の子には非常に優しい。日本酒をこよなく愛し、日本酒への探求心はフォーエバー!東京遠方より集まる日本酒好きの仲間達と利き酒してあ〜だこ〜だ討論する、熱〜い大将なんです。そして日本酒が凄い!

そうそう、ちょっと入り口横の番付に目をやってくださいな。一級品のお酒、全国の幻の銘柄がずらりと番付されているんです。なんてったって「一兆」は全国区「酒座・吟座の会」メンバーで、大将自ら真精大吟醸の蔵元へ足を運び、大将が納得したモノしか取り引きしないと言ううるささ。

そして店独自で「吟酔の宴を楽しむ会」を開き毎月お酒好きの常連(会員客)と利き酒をして番付を付けるんです。ちなみに私も会員で第九十二号です。「蕾か花か」「天狗舞・中三郎」「日本海府」など、ここでしか味わえない一級品ばかりが揃っています。

大将オリジナルの一号おちょこで2000円からと、はっきり言って安くない。でもプレミア付き1本10万はするもので3500円。「一兆」ご自慢の日本酒は、やはり他の日本酒とは全然違う!独特の風味と口当たり、味わったことのない代物で、値はするが酒好きの私は納得しますね。

またお料理も割烹屋なだけに「湯葉お造り」(1500円)や「おばんざい盛り合わせ」(1000〜1500円)など日本酒に合う料理から、わがままなお客さんの料理まで、なんでもあります。(大将が毎日手書きで記すメニューは達筆すぎて私には読めなかったですが…。)ま〜料理を味わうんだったら「はいから一兆コース」(7000円)がおすすめでしょう。

年間200種類はでるという真精大吟醸の「一兆」は日本酒好きの常連さんの隠れ家的存在。常連さんはあまり教えたくないかもしれないけれど、一言「女性は日本酒が大好き!」なんですよ。若いお姉ちゃん客、増えるんじゃ〜ないですか。