住所 京都市中京区先斗町四条上がる鍋屋216-1 TEL 075-221-5569
■営業時間 18:00〜23:00(無休)

「ひろ作」は先斗町でも珍しい「一軒路地」にあります。お店へと続く石畳は風情があり、中に入るまでワクワクします。店内は落ち着いた雰囲気で3代目女将・山本せつ子さんが美味しい京都のおばんざいを作ってくれます。

昭和33年からの「ひろ作」は昔ながらのおばんざいやさんで、昔のおばんざいやさんの存在って、旦那衆や先生と呼ばれる人たちがお茶屋さんで懐石なんぞを食べて、遊んだ帰りに、「ちょっと小腹が空いたな〜、口直しに行こか」と立ち寄る処なんです。なのでそんなお客様に女将さんは「うの花」「万願寺青唐」「なすにしん」等(600円〜)、京都のごはんを作ってくれるんです。

昔から先斗町の旦那衆に愛され続けているのが名物の「おぞうすい」(1200円)です。種類は鳥、鮭、野菜、季節によっては牡蠣など、飲んだ後には必ず食べたくなる一品です。全ての料理は注文を聞いてから作り出すのでちょっと時間はかかるけど、いっつも温か〜い作りたての京都の家庭の味をいただくことができます。

ちなみに3年前までは「一見さんお断り」だったんです。常連さんの顔ぶれが、お医者様や大学の先生はもちろんのこと、「般若湯」と言ってお坊様がお酒を飲みに来たり、舞妓さんや芸子さんがご飯食べやプライベートに来たりと、大変華やかかつ異色だったからです。現在は観光客も多く、その中でも女将さん曰く「訳ありのカップルなんかが、よ〜きゃはりますよ」と…、「ひろ作」に来るお客様は今も昔もなんでか異色…。でも京都の風情ある、ちょっと普段では同席することのない人たちの集まるところに行ってみたいですよね〜。