住所 京都市上京区馬喰町 TEL 075-461-0005
開催期間 10月1日〜5日のずいき祭のうちの10月2日
事の由来は天正15年(1587年)10月1日、あの有名な秀吉公の北野天満宮での「北野大茶会」の縁によるものだそうで…、いやはや今回初めて「献茶祭」を見てですね、私「茶道=日本の文化」の考えにプラスα「茶道=神事!」とかなり茶道の見方が変わりました。

茶道の歴史や文化、心得を知らなかった私は取材を通して「京都人であれば茶道は是非とも嗜んでおかなければ!」と強く思っていたんです。またしても「献茶祭」で京都人魂がひょっこりと芽生えてきました。

12月1日(土)晴天。祭典は10時30分から1時間30分もの間本殿にて行われました。早くから着物を着た茶道人間やら茶道関係者達、と言ってもほとんどが女性ですが、本殿前に列をなし、一目家元がお手前するのを見ようと集まってきていました。勿論テレビや新聞やらの取材陣も集まっていて、本殿前は朝からざわついていました。でもさすが茶道を嗜んでいるおば様達はそこいらのおばちゃん達とは違い、お上品でしずしずした奥様ばかり、静かなもんでした。

祭典は始まり、天満宮の宮司さんたちや表千家の方達がぞろぞろと姿を見せました。なんでか私はまるで芸能人でも見るかのようにドキドキしちゃいました。家元は神前で静かに着々とお茶を点てていき、観客はそれに見入っていました。「私ってきっと、えらいもんを見ているんやろうな〜」なんて思いながら、家元のお手前をありがたく見守り続けました。

ま〜祭典も無事に終わり、着物を着た奥様達はあちらこちらと副席を回りだしました。そう!なんてったってこれが「献茶祭」の醍醐味とでも申しましょうか、お茶三昧!と言ったところで、5席の副席やらを回ることができ、一日中お茶を楽しむことができるんです(チケット5000円)。

茶道関係者は「最近お茶席が減ってしもて、寂しいです。」と嘆いていたもんだから、茶道人間にとって今日はその鬱憤を一気にはらすことのできる、大イベントの日なんじゃないでしょうか。副席5席は社務所奥の間の「即審会」と境内にあるお茶室「明月舎」・「松向軒」そしてすぐご近所の「西方寺」と「上七軒歌舞練場」で楽しむことができます。

特におすすめなのが山下先生の「明月舎」です。だいたいお茶席って「緊張するし、イヤ!」って言う人多いと思うんですけど、山下先生のお茶席はとっても楽しい和やかなもので、先生のジョークが飛び交うリラックスしたムードでお茶をいただくことができます。

またこれはラッキー!っと思ったのが「上七軒歌舞練場」でのお茶席です。舞妓さんと芸子さん達がお手前をしてくれて、お茶菓子とお茶を運んでくれるんです。お茶もいいけどそれ以上に華やかな舞妓さんと芸子さん達に惚れ惚れしちゃいます。これは値打ちモノです。

どこに行ってもお茶もお茶菓子も一級品で美味しいし、一日はアットいう間に終わりました。年に一回だけの楽しい「献茶祭」、来年は私も茶道を嗜んでからこの「献茶祭」に行こうと考えています。