| ということで「了徳寺」では毎年12月の9日と10日に報恩講(大根焚)が行われ、3500本もの大根の塩煮が檀家さんによって焚きだされるのです。この大根焚、読み方が「だいこだき」で「だいこん」ではなく「だいこ」なんです。そしてこの「だいこだき」を食べると「中風」にかからないと昔から言われており、ホントありがた〜い大根焚なんです。
そのありがた〜い大根焚を食べようと全国から大勢の人が押し寄せて来るんです。なのでこの静かな鳴滝もその日ばかりは大賑わい!でも一番賑わっているのは大根焚を準備する檀家さんや鳴滝の人たちのようなんです。
前日から檀家さん達は仕込みを始め、当日1日分としても4000人分の大根焚を用意するんです。 門をくぐれば大根がずら〜と並んでおり、その横の大きなお釜さんではグツグツと大根が焚かれています。
裏では大勢の檀家さん達が大根焚を器に盛ったり、運んだり、大根の葉の「おひたし」を作ったりと大忙しの大賑わいです。そんなことはつゆ知らず本堂ではお客さんが美味しそうにトロトロに炊きあがった大根の塩煮を食べていて、みんな「美味しい美味しい」とホクホクしていました。
私もいただいたんですが、大きなお鍋で焚くもんだからホントホクホク!あっさりとした塩味と良くお出汁のしみたおあげさんとが絶妙で本当に美味しかったです。檀家さん達、本当にご苦労様です。でも親鸞聖人もきっと、私やお客さん達のように「美味しい美味しい」と言って鳴滝の大根焚を食べたんでしょうね。 |