住所 京都市上京区鞍馬口通大宮西一筋目上ル TEL 075-417-6670
■営業時間 10:00〜18:00 定休日 月
宋禅さんのホームページ
西陣の「おしどり夫婦」といえば菓匠「宗禅」の山本佳明さんと忍さんの若夫婦。 築85年の元西陣織場に桜色の暖簾をかけ、2000年にオリジナルのおせんべい屋さんを開きました。 皆様に、この西陣に「宗禅」が開くまでのちょっとした心温まるお話をいたしましょう。

大阪守口の某おかき屋さんで育ったご主人・佳明さんはおかきやお煎餅と共に大きくなりました。 おかきやお煎餅を焼くことは自然なことで、若い頃から修行を積んで「お煎餅屋」さんを夢見てきました。 しかし今のご時世、どこも不景気…おせんべい業界も洋菓子に押され低迷気味。 そんな中、佳明さんはおばあちゃんの口癖である「文化を残していきなさい」をどうしても忘れることができず、「おかきやお煎餅の日本菓子文化を残していきたい、そしてこれから先へと伝えていきたい」そう強く感じていました。

そんなある日、京都の彼女・忍さん(今のお嫁さん)と西陣へ行き、職人さんと西陣織の話や織物体験をしたんです。 その時佳明さんは強く西陣織とおかきの文化が同じだと言うことを感じ、そして職人魂と織物の美しさに強く惹かれ感動しました。 日本の文化である西陣で、おばあちゃんの願いである「おかきの文化」を広げていこうとその時決心したのです。

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それからというモノ西陣の町家や織物工場をまわり、佳明さんの熱い思いを伝えていったのです。「文化を残していきたい」という思いは西陣の人達も同じ。町の人たちの温かい応援と協力のもと、菓匠「宗禅」は暖簾をかかげることができたのです。おかきは西陣織の織り方をイメージして焼き上げた、まさに「西陣のおかき」なのです。店内に並ぶ色とりどりの美しい包み箱は、まるで西陣の着物が優美に並んでいるかのようです。店先で佳明さんがご自慢の「しぐれせんべい」を焼いて、お店に来てくれるお客さん達に振る舞っています。ついでに近所のおうどん屋さんもご馳走になっていました。

こうして西陣織りとおせんべいの文化を伝え続ける「宗禅」のお話はお終いです。更に大きな夢に向かって進んでいる佳明さんは正に、西に陣を構えた山名宗全!フロンティア精神をもった西陣の新しいホープは今日もお煎餅を焼き続けています。