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「上品蓮台寺」は昔、九品三昧院・十二坊とも称され、応仁の乱で焼失した後も、秀吉の帰依を受けるな
どして、子院12カ寺と大いに栄えた寺院でありました。
現在は3院を残すのみですが、そんな境内には数本の枝垂れ桜が静かにそして可憐に咲き誇っています。その枝垂れ桜はなぜか寂しくひっそりと咲いており、栄枯盛衰のお寺の歴史を静かに語っているかのようでした。
お寺の西側には平安時代後期から東の「鳥辺野」、西の「仏野」とならぶ葬送の地・「蓮台野」が広がっており、また本堂裏の墓地の大きな椋の木の根元には「源頼光朝臣塚」の石碑もあります。
これはまたの名を「蜘蛛塚」と称し、頼光の武勇伝に出てくる土蜘蛛の塚なのです。華やかに咲き誇る桜もいいけれど、可憐ではかない、そんな枝垂れ桜も風情があっていいんじゃないでしょうか。 |
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