京都市左京区南禅寺福地町86-12
075-771-3511 南禅寺・永観堂前下車徒歩2分

「金地院」は徳川家康の参謀の一人「崇伝」ゆかりのお寺です。この「崇伝」、方広寺の鐘の銘にクレームをつけ、豊臣VS徳川!=大阪の陣を引き起こした陰の仕掛け人で、「黒衣の宰相」とも呼ばれ、天下僧録司という僧の最上位に付いたド凄い僧なんです。私のイメージはどちらかと言えば悪代官なみで、テレビ「必殺仕事人」では、きっと最後に藤田まこと演ずる中村主水に刺される一番悪いヤツの様な気がします。

で、そんな「崇伝」のお寺「金地院」は、やっぱり凄かったです。

思っていたよりも広い敷地内。明智門をくぐり、弁天池そして東照宮へと散歩気分で歩いていきました。御成門が見えてきました。その門や壁の瓦には葵の御紋が彫られていて、「徳川ここにあり!」と言わんばかりでした。 本殿等は京都で唯一の「権現造り」で大変印象的な様式でした。

余談ですが私がちょっと残念に思ったのは、大変優美な御成門の前に数本の桜の木があって、「ぜったい春の満開頃はさぞや綺麗だろ〜に〜」と悔やんだからです。私がオススメする時季は、やっぱり春です。絶対大満足することができますヨ。東照宮の中もちゃんと見たところで奥の門から下へと進み方丈へ向かいます。が、この時は足下に注意して下さいね。やや急な坂になっていますから。
何が凄いかって、崇伝のお寺のメインはここからです。方丈内の見事な襖絵。菊の間と仏殿の間の狩野探幽筆の金地襖絵や、狩野尚信と言われる上段の間および鶴の間の襖絵。全て大変優雅で豪華!そしてその前に広がる枯山水庭園。小堀遠州作の名庭、鶴亀の庭です。樹木に囲まれ、白砂を敷き詰めた向こうに鶴島と亀島が向き合う姿は本当に大迫力!さすが崇伝「豪華!」の一言です。

しかしもっと凄いのが特別拝観の小書院の長谷川等伯作「猿猴捉月図」襖絵と京都三名席の一つ「八窓席」です。事前に連絡をして予約をしてください。これは必見モノですから。方丈前で名庭「鶴亀の庭」を眺めていると、東山の自然の美しさや当時の芸術文化の素晴らしさを感じさせられます。私は「金地院」がお気に入りになりました。なので「崇伝」もちょっと好きになりました。