今日は本当に嬉しくてワクワクしています。なぜかって?それは幕末ファンの私が死ぬまでに一度は泊まりたいと思っていた料理旅館「幾松」にお邪魔するからです。幕末ファンならずとも皆さん私のことをとっても羨ましいと思っていることでしょう…なんてったって「幾松」といえばあまりにも有名!みなさんご存じの通り、桂小五郎の恋人(後の妻)で、2人のラブロマンスは誰もが憧れる恋話。私はそんな二人の萬居跡で数々の有名なエピソードの残る旅館に行けてホントに嬉しい!フフフ…。
ご機嫌さんの私は鼻歌謡いながら御池・木屋町を上がり「幾松」へと歩いていきました。高瀬川沿いにはあの「佐久間象山」「木村益次郎」の石碑がたっていて、その石碑の前に料理旅館「幾松」の歴史深い門がたっているのです。鰻の寝床の細い石畳を奥へと進み暖簾を潜ると新撰組の切り込みをうけた、長州藩控屋敷(明治維新の参謀本部)の玄関が堂々たる構えをしてありました。美しい手の込んだ欄間に数々の骨董品。「ひえ〜緊張する〜」と思いながら中にはいると、5代目女将の真奈美さんが笑顔で迎えてくれました。
こちらの女将、とっても気さくで素敵な方、おかげでへんな緊張がなくなりました。女将の案内で奥へと進むと…「!」見事な中庭と歴史ある建物にまず驚きです。さすが控屋敷!やはりただの料理旅館じゃ〜ないね。そして一番奥の部屋に「幾松の間」があります。本当に感激しました。「ここで2人が住んでいたのか〜」「幕末の雄志達がここで集まって日本の未来について語りあっていたのか〜」「ここで新撰組とやりあったのか〜」等々…めくるめく思いが頭の中でぐるぐるまわり、自分がその歴史ある部屋に居ることができて本当に感激しました。(大げさじゃ〜ないですよ。)床の間には「幾松」の絵や桂小五郎直筆の掛け軸などが飾られ
ており、部屋のあちこちに2人の歴史の跡が残っていました。
更になんといってもこの部屋の凄いところが絡繰り部屋ってとこ。まず部屋前の廊下に抜け穴があって、鴨川の河原まで続く抜け道があるんです。また入り口すぐ横に2階とつながっている滑り台があるんです。天井はつり天井で、床の間のひもを引くと、天井から石が降ってくるという仕掛けが…「さすが幾松!」。
そしてあの有名なエピソードの長持!新撰組が桂を追って幾松の部屋に押し入ったとき、長持に隠れていた桂をかくまうため、三味線を弾きシラをきり通したという幾松のイキな話。その時の長持があるんです!またしても感激です。ね〜凄いでしょ〜。ファンならこの感動は伝わっているはずですよね!本当に感無量です。
ちなみに横の部屋は「小松宮庵茶室」で小松宮殿下ご寵愛のお茶室蹟なんです。天井には32名の名士の方たちの寄せ書きがあり、明治天皇皇后様のお手製の刺繍などが飾られています。さりげなく部屋に菊の御紋が入っているのは小松宮殿下のご配慮により歴とした皇室ゆかりの部屋なんです。この歴史ある2部屋を見ることができるのは残念ながら本館を利用した人のみなんです。1階は食事のみ利用することができます。2階ではなんと、宿泊することができ、桂小五郎と幾松と同じ気分を味わうことができるんです!それはそれは幕末ファンなら「死んでもいい!」ってなくらいでしょう。
ちょこっとお見せするのが「東山の間」。窓からの眺めは最高で、東山三十六峰と鴨川の大パノラマが広がり、さらには時期を合わせれば、大文字の送り火を目の前で楽しむことができます。豪華絢爛!殿様気分!入るだけでも緊張するのに、泊まることになったらどうなっちゃうんでしょう…。
それになんと言っても季節ごとに変わる雅美な会席料理が素晴らしい!京都の風景に勝るとも劣らず、清水焼に美しく盛りつけられた四季折々の京料理を目と舌で十二分に堪能することができます。本当に本当に贅沢な一時です。私はここでかたく誓いました。「絶対、絶対!未来の旦那様とここに来てやる!」と…。それまで覚えておいてくださいね、女将さん!
丸得情報ですよ、そこの奥さん。この雅美な会席のお昼膳をアール・デコ調の「維新庵」で気軽にいただくことができるんです。「桂小五郎御膳」(980円)からあり、その他幕末の志士たちの御膳を揃っていただくことができます。私がいただいたのは「坂本龍馬御膳」(3800円)で、さきほどの「春の御膳」の旬の料理が二重箱に凝縮されたモノです。まさに春の宝箱で、この値段でこの会席の内容とはかなりお得です!
私はつくづく感じます「日本人でよかったな〜」と、そして「京都に生まれて良かったな〜」と。幕末ファンだけではなく、全ての人を満足させてくれます。
以上の紹介は幾松さんのお話を元に掲載しました。
| 座敷で味わう本格的な京懐石は1万2000円〜。昼なら幾松御膳4800円や、ミニ懐石6000円もおすすめ。要予約。 |
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