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そもそも「御所人形」は現代人形とは違って、精神性を含んだお人形で、ただかわいいな〜、とか綺麗やな〜の表のものだけとは違うんです。内に秘めた世界を持った奥深いお人形なんです。
例えば「ほうこ」という、子供ができたときにその子にかかる疫病などの身代わりになってもらうお人形であったり、江戸時代の参勤交代の返礼に贈られるめでたいお人形であったり、「御所人形」はその名の通り京都御所で扱われていたお人形で品格を持ち合わせたお人形なんです。
小槌を持った大黒様に見立てたものであったり、鶴と亀を抱いた子供であったり、瓢箪や宝玉を持っていたりとおめでたい吉祥なお人形で、そんな「御所人形」が作り出す世界を見事に表現しているのが「島田耕園」です。これはホントに凄いですよ。
現在「島田耕園」の名を受け継いだ5代目の作り上げる「御所人形」…何も着ていなくても吉祥な気分に溢れ、何もなくとも子供の後ろの風景や空気が感じられるお人形なんです。
私が究極と感じた作品は「花盛り」で、これは残念ながら撮影できなかったんです。(売れちゃってなかったのね〜、私むちゃくちゃ生で見たかったのに!残念やがな!)これは裸の子供が両手をかかげているお人形なんですが、見ているだけで「散ってくる桜の花びらを嬉しそうにつかもうとしている」そんな世界が浮かび上がってくるんです。
その後ろに広がる世界をも伝える「島田耕園」の作品は本当に素晴らしいです!是非この「御所人形」を見に来てください。お人形の見方や楽しみ方が変わりますよ。
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