住所 京都市東山区祇園下河原清井町480 TEL 075-561-0328
■営業時間 11:30〜14:30(o.s.)17:00〜20:00(o.s.) 不定休
大正初年創業の「美濃幸」はん…文豪や作家はん、それに旦那衆やらがお忍びで通う石塀小路やら下河原通のこの一帯に、「なんやけったいな、面白いお店があるで」と道楽に長けたお人達の間で噂になったのがはじまりなんです。

「美濃幸」はんも、はじめは貸席やら旅館、お茶屋にお料理を運んでいた仕出屋はんやったんです。それがアッと言う間の大正9年に数寄屋造りの粋な料理屋はんにならはって〜、今やお昼の京弁当ゆ〜たら「美濃幸」はんの「茶箱弁当」(4500円)でっしゃろ。

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そんな「茶箱弁当」、千利休が使っておした遊山野点に用いられる茶箱で、これ茶道具一式が入っているんです。抹茶碗や棗、掛合等を器にアレンジし、四季の茶器に旬の素材を生かした色とりどりの茶懐石の点心が盛られた、言ってしまえば京都を凝縮したお弁当なんです。ホンマ茶箱の蓋開けたらかわいらし〜て、お箸が茶勺でこれまた洒落てるんです。

茶懐石ゆ〜たら作法やなんやらと堅苦しい感じしまっしゃろ〜、でも「美濃幸」はんのご主人はんは「堅苦しいのはのきに置いといて、美味しい旬のお料理を楽しんでもろ〜たらええんです。基本と精神は茶懐石、雰囲気や余韻は残しといて、くつろいで楽し〜お食事してもらえたらええんです」とおっしゃっています。
初めにお抹茶と京菓子を食べてもらうのもホッとしてもらうためだとかです。裏千家指導の元建てられた、大正時代のレトロな建物は全ての客室からお庭を眺める事ができ、茶室等もあるんです。これらタイル1つ、ガラス1つと、専門家を唸らす素材で、そんな中いただく茶懐石は「これぞ京都!」の骨頂でしょ。

掘りごたつ式やら色々趣に飛んだお部屋もあり、また洒落っ気あるのが、ここちょっと内緒の話え、玄関までのアプローチに男の人と女の人の石像が隠れてあるんです。これも下河原の雰囲気に合わせてか、粋なもんです〜。桜のシーズン、「美濃幸」はんの「茶箱弁当」持ってお花見なんてど〜でっしゃろ、優雅なもんやありまへんか〜。