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二寧坂石段の途中に甘味処「かさぎ屋」はあります。大正3年創業とここら辺じゃ〜一番古い甘味処で、昔のまんまの風情ある小さな町家なんです。暖簾をくぐると、ニッコリ笑った小ちゃなおばあちゃんが「いらっしゃい〜」とお出迎え。「疲れはったやろ〜、よ〜来てくれはって〜」と温かいお茶の入った土瓶とコップを持ってきてくれます。
ぐるりと周りを見渡せば天井には千社札にランプ、小さなテーブルに小さなイス、ボンボン時計に黒電話、壁には昔隣に故「竹久夢二」氏が住んでいた頃、お店にたびたび訪れた時に描いた水彩画が飾られてあったりと、店内は当時のまんま!ここだけ時間が止まっているようです。 |
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情緒ある小さな店内はいつもお客さんでいっぱいで、みんなゆずりあって座っています。でも相席しているとおばちゃんから学生までみ〜んな仲良くなっちゃって、いっつも店内は楽しい話し声でいっぱいなんです。
「かさぎ屋」は昔と変わらず奥の「おくどさん」であずきを炊いていて、七輪の炭火でおもちを焼いています。(初めに出てくるお茶も七輪でず〜と沸かしているんですよ)なのであずきがとってもむっくりホクホクに炊けて、おもちも香ばしく、表はカリッと中は柔らかく焼き上がるんです。
でこの2つが同時に味わえるのが「京都ぜんざい」(600円)で、あずきとおしるの所謂「田舎しるこ」と、てんこ盛りのあずきがのっかった関東のおぜんざい「亀山」(700円)です。ちなみに関西と関東とじゃ「おしるこ」と「おぜんざい」って、ちょ〜っと内容が違うんですよね〜。私がいただいたのが「京都ぜんざい」で、むちゃくちゃあずきが美味しい!さすが丹波の大納言!ではあるんですが、炊き具合がむちゃくちゃイイ!ホントむっくりとしていてほどよい柔らかさで、優しい甘さがとってもグッド!これだけでお腹は満足しちゃいます。
もう少しお腹にはいりそうであれば、是非「おはぎ」を食べてみてください。おばあちゃんが一つ一つ手で握っているあずきたっぷりの「おはぎ」なんです。あずきが美味しいからなににしても美味しいにきまってます!
ちなみに甘い「おぜんざい」には良く「塩昆布」なんかがついていると思うんですが、こちらでは「青じその実」が付いてきて、なんでも関東じゃみんな「青じその実」らしいんです。なにを隠そう初代女将は関東のお人だったんです。
最後に土瓶の渋目のお茶で口の中をさっぱりとさせます。昔から何も変わらない、建物も、あずきの作り方もおもてなしも、そんな「かさぎ屋」ってホントステキな甘味処です。 |
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