下河原の路地奥に大正から続く老舗の洋食屋「冨士屋」があります。
店名を見てもらえばわかるように「冨士屋」の「冨」は点がないんですよ、メニューも見てもらったらわかるんですが、時代を感じちゃいますよ〜。
おじいさんの代から続く老舗の「冨士屋」は現在3代目のマスター、もちろんその愛好者も3代そろっての大家族、っとま〜歴史ある懐かしい洋食屋なんです。築130年の建物の一階にオープンキッチンとカウンターオンリーの小さなスペースで、扉を開けると美味しそうな香がプ〜ンと漂ってきます。
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そんな「冨士屋」の愛され続けた一品が「オムライス」(800円)!これはオススメ、ホント絶品!そんじょそこらの若い料理人ではここまでのものはできないわよ!さすが熟練の職人が作るだけあります!
このオムライスは注文が入ってからマスターがお皿に盛るまで3・4分と、アッという間!マスター曰く「オムライスは卵が命、早くしないと卵が堅くなるやん、それにオムライスゆ〜たらみんなチキンライスやんか、うちはよそと違って京都なだけに拘って牛肉なんです。それも一番旨い近江牛を使ってるんです」と…。
で、そのオムライスと言ったら、真ん中をスプーンで割ってみると半熟卵がトロ〜と垂れてきて、そこの部分をパクッと口の中一杯にほおばったら、卵の風味が口いっぱいに広がって、それに下味のきいた近江牛の旨味と特選のケチャップライスがも〜いい具合!ホント上品かつ味わい深いモノに仕上がっているんです。
全体的にはあっさりしてるんだけど一つ一つに細かに仕事が入っていているからしっかりした味で、オムライスの上に何もかかってないのがこれまたごまかしきかない、職人の勝負かけた一品、これはホント参りました!ケチャップ味ばっかりのモノとか、上にソースをかけてコテコテにしているモノとかありますが、「冨士屋」のオムライスは上品かつ味わい深い「これぞ京都のオムライス」って感じです。
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ちなみにここ「冨士屋」には昼間は一見さんが多く来るんですが、夜になると常連さんで席はうまっちゃうんです。でもこの常連さんが「類は友を呼ぶ」と言ったごっつ〜職人で、マスター曰く「ガーデニングのプロとは違って、庭師って言う筋金入りの職人みたいのばっかりが、ここに集まるんです。はっきり言って時代遅れの人って思われるかもしれませんが、みんなホンマ、トップクラスの職人やからね。」って笑ってました。
ちなみにお店の一つ一つに常連の職人の仕事の形跡があって、「このカウンターのイスもな、たっちゃんて言う職人がしてくれたんやけど、こんな曲がったイスに皮をピシっとはるのはなかなか他いいひんで…」とマスター。いや〜こんだけ美味しいオムライスを作る職人のお店なだけにそれだけのトップクラスの職人も納得して集まってくるんですね。個人的に一度職人さん達の話しってどんなもんか聞いてみたいモノです。 |