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銀閣寺参道に、大正から昭和にかけてセンセーショナルな活躍を見せた日本画家・橋本関雪の邸宅兼アトリエがあります。白川砂の産地であることから「白沙村荘」と名付けられたこの敷地内は関雪の散策路であり、関雪の宝箱なのです。
大文字の送り火が映るようにと造られた池を中心に、アトリエや趣の異なる3室の茶室、季節の草花や樹木、そして無造作に置かれている石塔、石仏等全てが関雪の感性でプロデュースされているのです。またこの庭を散策することで絵のアイデアを引き出し、素晴らしい関雪の作品が生み出されてきたのです。そんなアーティスト関雪の世界をちょこっと皆様にご紹介しましょう。
まずは茶室「問魚亭」。池に半分突き出した形の東屋風の茶室は工夫を凝らした窓からの風景が格別なんです。窓が額縁の様でそこからの風景はまるで絵画の様…見事な月の夜での一服はきっと最高でしょう。池をはさんで向かいにある「憩寂庵」と「倚翠亭」は関雪独特の茶室で、形式に捕らわれない関雪の感性がここに表れています。次に50畳の広々としたアトリエ)現在ではイベント等を行ったりしているそうです)計算された明るいアトリエからの庭の眺めもまた格別で、ここでの創作作業
だったら、そりゃ〜創作力や感性はさらに豊かになるでしょう。
アトリエの裏には裕次郎ファンにはたまらない逸品もあるんです。それは大きな庭石で、関雪の創作のモットーである「憂没縦横」が刻まれている見事な鞍馬石です。昔、某お酒のCMで石原裕次郎がその庭石に座ってお酒を飲むというシーンがあり、当時、裕次郎ファンが全国から押し寄せ、真似して撮影していたとのこと…。
そして最後に関雪のギャラリー。春と秋の年に二回の特別展と、庭の花に合わせて展示されている作品は必見です。ここでは関雪コレクションのギリシャ陶器など含め作品4000点が保管されており、滅多にお目にかかれないモノが展示されています。
ところで庭を歩いていると関雪にやけに詳しい男性に出会うと思うんですが、実はその方、ガイドさんじゃなくてなんと!関雪直血・曾孫である橋本眞次さんなんです。
もちろん橋本邸宅に住んでいて、関雪のことならなんでも知っているという貴重な存在。個性的で面白い眞次さんとは皆さんきっとすぐ仲良くなるでしょう。眞次さん「家でお茶でも飲んでいってください」と気さくに声をかけてくれます。橋本邸宅ではゆっくりとお抹茶をいただくこともできます。(お腹の空いた人は湯豆腐御前もあります。)
橋本邸宅でお茶して、お庭を見て、眞次さんと面白関雪トークをして、もう気分は橋本さんのお家に遊びに来たみたいです。 |
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